ヨーグルト研究所

ヨーグルトの効果・ダイエット方法・レシピや作り方、乳酸菌ごとの特徴を公開しています。

ヨーグルトのガン・病気予防効果

f:id:rerereflow:20150611161748j:plain

人体のうち、一番病気が多い内臓はなんだかご存知ですか?

大腸です。
大腸がんをはじめとして、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸ポリープ、虚血性大腸炎…医学書を引くと、これでもかというくらい大腸の病気が並んでいます。

日本人の部位別ガンの発生率を調べた調査があります。
日本人のガンは、ずっと胃ガンがナンバー1でした。
それが、高度成長期と時代を同じくして、肺ガン、大腸ガンの発生率がぐんぐん上昇してきています。

このような病気のリスクから私たちの体を守ってくれるのが、ヨーグルトなのです。

 

スポンサーリンク

 

 

 

 大腸は「病気の始まるところ」

大腸は病気の始まり、発生のもとです。
大腸が何かの病気を作り出すのではありません。
大腸の中にいる腸内細菌叢(腸内フローラと言います)が病気を作り出すのです。
大腸に住んでいる悪玉菌は、大腸の中の消化内容物を栄養源として、有害物質を作り出します。
その有害物質は、腸管の中の血液に溶け込んで全身を回るものもあれば、大腸の中の粘膜を直接破壊するものもあります。

直接粘膜を破壊されれば、そこは大腸疾患となりますし、体を回ればどこかにたまって、病原となります。
さらに、その悪玉菌自体も腸から吸収され、体中を回るというデータもあります。
こうした悪循環が起こると、取りあえず表に出ている病巣をたたく対処療法が必要になってくるのですが、対処療法では、病気の原因がそのままになっているため、また再発する恐れがあります。

このため、一番有効なのは、腸内から悪玉菌を減らし、腸を健康に保っておくことなのです。
現代人の便を調べると、善玉菌は「検出不能」という少ない数値になることが珍しくないようです。
これは、身体が病気になってしまうリスクに、体の中から日々侵されているということになります。

ヨーグルトはなぜ病気を退治できる?

胃ガンの場合

胃ガンは、胃の粘膜が傷つくことから始まることが多いようです。
胃の粘膜は、食塩の摂りすぎなどによって損傷してしまうのですが、その他、ピロリ菌などの細菌により胃壁が荒らされてしまい、修復されないまま細胞が増殖し、胃ガンに発展していくことが多いようです。

ヨーグルトに含まれている乳酸菌にはいろいろな種類がありますが、ヨーグルトに含まれるどの乳酸菌も多糖類(EPS)という粘り成分を持っています。
ヨーグルトがトロッとしているのは、このEPSのためです。
このEPSは、粘膜を修復して強化する働きを持っています。
手の届かない、胃壁の修復をダイレクトに行ってくれるため、病気を未然に防ぐことができます。

現在、国内のピロリ菌感染者は人口の50%に当たる6000万人以上といわれています。
ピロリ菌が直接胃ガンの原因になることはあまりありません。
保菌者の1%ほどといわれています。
が、ピロリ菌は胃壁にダメージを与えます。
そのダメージが修復されないまま積もっていくと、胃壁は次第に薄くなります。

これが、慢性胃炎の原因になります。
慢性胃炎は、だんだん炎症部分の細胞が変質し、がんになることがあるのです。
このため、ピロリ菌は直接の胃がんの原因にはなりにくいのですが間接的に胃がんのリスクを上げるということで、2009年、日本ヘリコバスター学会はピロリ菌の除菌をすすめるよう、ガイドラインを発表しています。

一部の乳酸菌には、直接ピロリ菌を除去する働きがあるものもあります。

大腸の疾患

大腸性疾患は、大腸に直接有害な菌が付着し、腸壁を荒らし、炎症を起こすことから始まる疾患が主です。
特に大腸がんは、ここ20年で死亡率が激増しています。

大腸がんの原因になるのは、悪玉菌のウェルシュ菌だということがわかっています。
ウェルシュ菌は、たんぱく質を分解して腐敗させます。
その腐敗物質のなかに、ニトロソアミンという発がん性物質が入っています。
これが、大腸がんを引き起こします。

このほかの大腸性疾患も、腸壁の粘膜が炎症を起こし、潰瘍ができたりびらんができたりして、そこから病変が始まることによっておこります。
これを予防するには、腸の粘膜の修復と同時に、ニトロソアミンを減らす努力をしなければいけません。
つまり、悪玉菌を減らす努力をしなければならないのです。

ヨーグルトに含まれている乳酸菌は、糖を分解して乳酸を作り出します。
すると、乳酸のために腸は酸性に傾きます。
酸性の環境の中では、悪玉菌は活動があまりできなくなり、数も減ります。
このような状態をずっと保っておくことで、ニトロソアミンは減少します。

また、ニトロソアミンをはじめとする有害な物質を吸着して外に出してくれる働きがあるのが、食物繊維です。
このために、乳酸菌と食物繊維を同時に摂れるフルーツヨーグルトは腸の環境改善をするのに最高の食品だといわれています。
ちなみに、入れるフルーツは何でもよいのですが、重量あたりの食物繊維を考えると、一番はバナナです。
蒸したサツマイモを細かく切って入れるのもおすすめですよ。

大腸疾患が急に増えた原因は?

では、善玉菌が「検出不能」になってしまう人もいるほど、日本人の食生活を変えたものは何でしょうか?

これが実は、肉食の増加なのです。
日本人の腸は、もともと欧米人より長くなっています。
これは、野菜と未精製の穀物を中心とする食生活をしていたため、排せつ物が腸管をゆっくり通過するようになっていたからでした。

肉を中心とする動物性たんぱく質は、悪玉菌のえさになります。
このため、肉食が中心だった人種は、腸の中にいつまでも悪玉菌のえさを放置しないように、腸管が短くなっているのです。
腸の中を排せつ物が通り抜ける時間を腸管通過時間と言いますが、腸管通過時間は短ければ短いほど、便秘になりにくく、悪玉菌も発生しないのです。

肉食の多用に沿って、野菜も不足するようになっていました。
野菜にはたくさんの食物繊維が含まれていて、これが日本人の腸を守ってくれていたのです。
日本では四季を通じての寒暖の差がありますので、冬は野菜が取れませんでした。
飢饉も多く、食べ物を保存しておく知恵が必要でした。そのため、保存食としての味噌やしょうゆ、野菜の保存食としての漬物が一般的だったのです。

これらの食べ物が食卓から姿をけし、あるいは減り、日本人は食物繊維が不足するようになってきました。
食物繊維と善玉菌の働きは切っても切れないものです。
食物繊維は、腸内の悪玉菌や、悪玉菌が出した有害物質を吸着して一緒に排泄してくれる特徴があるのです。
いわば、腸内の掃除機のようなものだったのですが、それが十分に供給されず、日本人の腸の環境は、悪化する一方だといわれています。

なぜサプリメントよりもヨーグルトがよいのか

乳酸菌のサプリメントはたくさんありますが、ヨーグルトに豊富に含まれて、サプリメントには(ものによりますが)含まれていないものがあります。
それが、乳酸菌の作り出す多糖類(EPS)です。
多糖類を直接口から入れることにより、口の中にも、胃壁にも、多糖類がくっつくことになります。

口の中にも善玉菌と悪玉菌がいます。
皮膚にもいます。
全身にいると思って間違いないでしょう。
口の中の善玉菌と悪玉菌のバランスも、崩れるといろいろなトラブルを起こします。
口から乳酸菌の含まれる多糖類を取ることによって、乳酸菌が口や胃壁に残留します。
そして、その場所で粘膜を守る働きを発揮します。

こうした働きが期待できるので、乳酸菌だけを取るサプリメントよりも、ヨーグルトのほうが効果が高いということが言えるのです。

  おすすめのヨーグルトはこちら

yogurt.hatenablog.com