ヨーグルト研究所

ヨーグルトの効果・ダイエット方法・レシピや作り方、乳酸菌ごとの特徴を公開しています。

ヨーグルトのストレス解消効果

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厚生労働省の「国民生活基礎調査」というものがあります。

毎年、無作為抽出された国民にアンケートを採って行われているものですが、このなかに「悩みやストレスの状況」という項目があります。
平成25年度の調査によると、悩みやストレスが「ある」と答えた12歳以上の人は48.1%で、いずれの年代も男性より女性のほうが悩みやストレスを抱えていると回答していることがわかります。

ストレスを感じている人ほど、体の不調に悩んでいるようです。
また、ストレスをためすぎると、うつ病など、心の病にもかかりやすいこともわかっています。

ストレスとは私たちの体にどういう影響を与えるものなのでしょうか?

 ストレスを受けると体はどうなるか

ストレスというのは、森を歩いていて、いきなり野犬に出くわした状態に似ています。

野犬の情報が目から入ると、脳は「野犬だ、危険!」と信号を出します。
目に入っても何も信号を出さなければ、そのまま前に進んで飛びかかられ、悪くすれば食われてしまうかもしれないからです。

脳の信号を受けると、すかさず交感神経が働きます。筋肉は収縮、血液も素早く全身をまわり(動悸が早くなるのはこのためです)、「逃げろ!」という準備をさせます。

人によっては、「戦う」を選択する人もいれば、「フリーズ」を選択する人もいます。
が、動物的にみれば、「フリーズ」は最悪の選択肢です。
すぐさま何かの行動に移さないと、たいていの動物はここで獣に食われてしまうからです。

動物は、まず生き残らなくてはいけません。
事故などが起こった時、助かった人は「考えるより先に体が動いた」という人がほとんどで、映画のように考え抜いて生き残るようなかっこいいことは実生活ではほとんどありません。
野犬が飛びかかってきたら、逃げるしかありません。
小さい子を連れていたら、逃げている暇はないので、食われたくなければ戦わなくてはなりません。

さあ、無事逃げられました。
野犬の姿は、もう見えません。
めでたしめでたしです。

問題は、このあとです。

 

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人間だけがストレスを感じる

無事に逃げられました。
ところが、人間はこの後が問題なのです。
まだまだ森の中を歩かなくてはいけません。
どこかで小枝の折れる音を聞けば、「さっきの野犬が追いかけてきたのでは」「前に潜んでいるのでは」と、先ほどの野犬に出会ったときと同じ状態に体が反応します。
実際には野犬はいないのに、です。

この状態を【不安】と言ったりもしますが、人間以外の動物は、恐怖は感じても不安は感じないことがわかっています。
サバンナに暮らすシマウマは、目の前にライオンが現れるまで「いつかライオンが来るんじゃないか…」と怯えて暮らしたりはしません。
いざ、目の前にライオンが現れた時にだけ、交感神経が「逃げろ!」という信号を出すのです。

人間は、恐怖を感じてしまいます。
実際に森の中で野犬に会うことはそうはないでしょうが、これと同じ状態に陥るのが、「立場の上の人からの叱責」です。
人間も動物なので、今目の前にいる人が、自分より立場が上か下かということを敏感に感じ取る能力を持っています。
動物の生存に必要だからです。

が、現代社会において、立場が上の人が威圧してきたからと言って、食われることはありません。
なのに、人間の体は、脳が発達する以前からあった「自分より強いもの=食われる」という感覚から抜け出せません。

なので、一度上司からひどい叱責を受けたとします。
すると、叱責された人の体は、ストレスを受けた時の反射をします。
そして、何かあるごとに実際には何も叱責されていなくても「怒られるんじゃないか」「ひどいことが起こるんじゃないか」という不安にさらされるのです。
不安にさらされるたびに、体は反応します。
この繰り返しが、体をどんどん弱らせていくのです。

こんなことが起こってしまうのは、人間の脳の扁桃体の働きによります。
扁桃体とは、脳の下部にある二つの南高梅くらいの大きさの部位ですが、ここは情動反応と記憶をつかさどっている場所です。
このため、私たちは記憶によって体が反応してしまいます。
まだ元気な親が死ぬことを想像して泣くことができたり、乗っている飛行機が落ちるかもしれないと想像して体が固まったりするのは、この扁桃体の働きによるものです。

腸はリラックス状態で動く

ストレス状態に陥ると、血液は消化器をほったらかしにして、筋肉へと向かいます。
全速力で逃げなければならない、あるいは戦わなくてはならないという命令が脳から出るからです。
そんな時にのんびり消化をしてはいられません。

すると、腸へ向かう血液が少なくなり、腸の血行は悪くなります。
でも、一度なら問題ありませんが、ストレス状態とは、その「いつか何かあるんじゃないか」という臨戦態勢がずっと続いている状態です。

リラックス状態で動く腸は、その間放っておかれます。
すると、腸内の運動が停滞して、悪玉菌が増殖します。
ストレスに悩んでいるうちに、気が付くと便秘になっていたり、過敏性腸症候群などの腸疾患などになったりするのはこのためです。

1週間分の食料だけを持たされて、1か月のサバイバル訓練をする自衛隊員は、この1か月間の間に腸内の悪玉菌、ウェルシュ菌が大変増加することがわかっています。
ウェルシュ菌は、病気のもとになる有害物質を作り出してしまう悪玉菌です。
腸が弱れば、免疫も弱りますから、こうした有害物質を排除しきれなくなれば、病気になってしまいます。

腸からストレスを和らげることができる

ところが、ヨーグルトに含まれる乳酸菌によって、腸の状態を初めに良くしてしまうことで、逆にストレスを緩和できることがわかっています。
乳酸菌発酵乳を飲み続けることで、コルチゾールというストレス緩和ホルモンが増えることがわかっているのです。

腸を良い状態にしておけば、ストレスに強いメンタルを作ることができ、実際にストレス緩和しやすい体のメカニズムになっていくのです。

実際、乳酸菌を使った実験では、ストレスに悩んでいる人たちが、乳酸菌の接種時期が長くなればなるほど、不眠などの肉体症状が軽くなったという結果が出ています。

ヨーグルトのストレス緩和効果

このように、ストレスに強い体を内側から作ってくれるヨーグルトですが、ここまで読んでみて、「では、乳酸菌のサプリメントでいいよね」という方がいるかもしれません。
実際、サプリメントでも悪くはありません。

ここで、ストレスにつきものの「イライラ」について、少し考えてみてください。
「イライラ」していると、カルシウム不足だといわれて、牛乳を飲めとか小魚を食べろとか言われた経験はありませんか?

それは別に民間療法でも単なる言い伝えでもなく、カルシウムは、ストレスを緩和し、神経の興奮を抑える働きがあるのです。
このため、カルシウムは確かに「イライラ」を抑える働きがあるのです。

ヨーグルトには、原料乳のカルシウムも豊富に含まれています。
小魚を食べるより吸収しやすい形のカルシウムなので、効率よく、腸の状態を整える乳酸菌と、腸管から吸収されて神経の興奮を抑えるカルシウムを同時に摂ることができる優れた食品なのです。

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