ヨーグルト研究所

ヨーグルトの効果・ダイエット方法・レシピや作り方、乳酸菌ごとの特徴を公開しています。

ヨーグルトのカルシウムのダイエット効果

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ヨーグルトは、「濃そう」「カロリー高そう」というイメージを持たれがちな食品です。

カロリーは案外低く、たとえば市販され散る一番大きなサイズ、明治ブルガリアヨーグルト(450g)を一つ丸ごと食べたとしても約279キロカロリーしかありません。

純粋にカロリーとしては、うどん1杯(273キロカロリー)と同じくらいなのですが、圧倒的に満腹感が違います。
カロリーだけでなく、ヨーグルトにはタンパク質が豊富なので、満腹感があとからじわじわ効いてきます。
たんぱく質の消化には時間がかかるので、ゆっくりお腹がすくからです。

ヨーグルトは、腹持ちを良くして摂取カロリーを減らせるだけではありません。
ヨーグルトに含まれる様々な栄養素が、健康的なダイエットを可能にするのです。
なにより、ヨーグルトは自然食品です。
プレーンものを選べば、添加物などもありません。
ヨーグルトの栄養素がダイエットに効果がある理由を、見てみましょう。

 ダイエットに必要なのは、カルシウムだった!

喉の奥のところに、甲状腺という場所があります。
甲状腺の中に、副甲状腺ホルモンというホルモンを出す場所があり、私たちの体の中のカルシウムとリン酸の量をコントロールしています。

この、副甲状腺ホルモン(パラトルモン)は、私たちの血液の中のカルシウム濃度を常に測定しています。
カルシウムは、体の骨や歯を作り出す大事な栄養分です。
骨や歯だけではなく、わずかですが血液や筋肉の中にもカルシウムは存在し、けがの出血を止めたり、神経を正常に機能させたり、筋肉運動を円滑にしたりという大切な役割を果たしています。

もし、血液や筋肉中のカルシウムの濃度が薄まると、体は骨を破壊して、血中にカルシウムを放出し、一定濃度を守ろうとします。
閉経後の女性や高齢者が骨粗しょう症になるのは、血中カルシウム濃度が低下して骨からカルシウムが流出するからです。
そのカルシウム濃度を感知するのが、副甲状腺ホルモンなのです。

ところが、副甲状腺ホルモンには、もう一つ特性があります。
血液中にカルシウムが少なくなると、副甲状腺ホルモンは脂肪を蓄えようとする特性があるのです。
このため、脂肪を必要以上に吸収します。
ダイエットの中でも「食べない」ダイエット、あるいは特定の食べ物だけを食べるダイエットの方法では、カルシウムが不足しやすいのです。
すると、副甲状腺ホルモンはカルシウム不足を感知し、脂肪をためる命令を体に出します。
結果として、体は脂肪をためてしまい、ダイエットの効果があまりない、ということになるのです。

また、それが続くと、カルシウム不足の体は骨を破壊して、カルシウムを放出します。
もちろん、骨も歯ももろくなってしまいます。
このため、きちんと脂肪を減らし、骨も歯ももろくならないダイエットをしようとするときに、カルシウムは絶対に必要な物質なのです。

ヨーグルトのカルシウム

乳酸菌ばかりが注目されがちなヨーグルトですが、ヨーグルトのもとは牛乳です。
「背が高くなりたかったら牛乳を飲め」というのは、昔から言われてきたことですよね。
これは、牛乳にはカルシウムが豊富に含まれているからです。
牛乳はカルシウム含有量が高く、コップ1杯(200ml)で、一日に成人が必要な量の3分の1を摂ることができます。

ヨーグルトは、牛乳を乳酸菌発酵させたものです。
なぜ、ホットミルクダイエットではなく、ホットヨーグルトダイエットのほうが良いかというと、乳酸菌発酵に秘密があります。
牛乳のカルシウムは、ヨーグルトになることによって、乳酸カルシウムというものに変化します。

そして、牛乳や小魚に含まれているカルシウムに比べ、乳酸カルシウムは小腸からの吸収率が高いのです。
人間にとって消化されやすい形になっているからです。
このため、ダイエットに必要なカルシウムを摂りやすいのです。

また、リン酸の働きも無視してはなりません。
副甲状腺ホルモンは、カルシウムとリン酸の量をコントロールする、と書きましたが、カルシウムとリン酸は、諸刃の剣の成分です。
リン酸は、カルシウムより濃度が高くなると、カルシウムの排泄を促進してしまう働きがあります。
カルシウムを排泄してしまえば、体の中のカルシウム濃度は低くなります。
副甲状腺ホルモンは、ピンチを感じて脂肪を蓄えはじめ、骨を破壊してカルシウムを放出させ始めます。
カルシウムとリン酸の割合は、1:1にしておくのが望ましいのです。

ヨーグルトの中にもリン酸は含まれています。
ヨーグルト中のカルシウムとリン酸の割合は、1:1という理想的な割合です。
つまり、ホットヨーグルトダイエットは、体の中のカルシウムとリン酸のバランスを崩さず、副甲状腺ホルモンに「脂肪をためよ」という指令を出させないので、本当に痩せやすいダイエット方法なのです。

ヨーグルトには内臓脂肪を減らす効果がある

内臓脂肪と言えば、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が有名です。
体の内臓の周囲や、腹筋の内側に脂肪が付くことを言います。体の表面にあって、体温を一定に保つ働きをしている脂肪と違う点が一つあります。
それは、場所が場所だけに、脂肪が血管に入り込みやすいということです。
これは、様々な生活習慣病のもとになってしまいます。
そのため、厚生労働省もメタボリックシンドロームの早期解決に向けてさまざまな対策を試みています。

内臓脂肪は、つきやすく、落ちやすいという特徴を持っています。
体の代謝機能を高め、消費エネルギーの多くすれば比較的簡単に落ちます。
逆もまた然りで、代謝が低くなればあっという間にまた内臓脂肪がついてしまいます。

乳酸菌には、内臓脂肪を低減させる効果があります。
1日200gのヨーグルト摂取を12週間続けたところ、内臓脂肪と皮下脂肪の面積が減少したという実験結果があります。
また、腸内の環境をよくすることによって、基礎代謝を上げる働きもあります。
メタボリックシンドロームの解決に効果があるくらい、ヨーグルトは万能な食品です。

ヨーグルトでより効果的にダイエットするコツ

これほど良いことづくめのヨーグルトですが、欲を言えば、あと2つ、ダイエットのために摂りたい食品があります。

それは、食物繊維とビタミンCです。
これらは果物や野菜で摂ることができます。
食物繊維とビタミンCがあると、乳酸菌はより活発に動き、腸の状態を良いものにすることができるのです。
ビタミンCは大腸で分解されると酢酸になり、腸内を酸性に保つのに役に立ちます。
食物繊維は、すっきりとした下腹周りを作るのに欠かせない食品です。

腸の働きが落ちると、体は腸を守ろうとして、腸の周りに脂肪をため込む性質があるからです。
便秘などの症状は、腸の血行を悪くするため、温めてあげなければいけない、と脳から指令が出ます。
それが下腹周りについた脂肪になるわけです。

食物繊維とビタミンC、ヨーグルトの乳酸菌は、便秘解消の三種の神器と言います。
ヨーグルトで内臓脂肪を減少させたり、カルシウムで健康亭なダイエットをコントロールするのと合わせて、腸の大掃除も、ぜひ試みてください。