ヨーグルト研究所

ヨーグルトの効果・ダイエット方法・レシピや作り方、乳酸菌ごとの特徴を公開しています。

固形ヨーグルトの乳酸菌の種類・効果の一覧

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固形ヨーグルトとは、スプーンですくったときに形が残るヨーグルト(一部、カスピ海ヨーグルトのような例外もあります)のことです。

1個ずつの紙カップに入って売られていたり、大横領で400g~450gのものもあったりします。

乳酸菌の研究が進んでいる現在、どんどん新しい乳酸菌が出てきています。
特に、最近ではトクホ(特定保健用食品)になるような、プロバイオティクス効果があるものが多く商品化され、ヨーグルトで確実な健康効果が見込めるようになってきました。

トクホの食品を食べるときは、必ずラベルを見てください。
期待できる効果と、一日の摂取量が書いてあります。
一日の摂取量を超えて食べても、効果が増えるわけではありません。

ラベルに書いてある乳酸菌の記載をもとに、

  • その乳酸菌にはどんな効果があるのか?
  • その乳酸菌を使っている固形ヨーグルトにはどんなものがあるか?

をご紹介します

 

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ラムノーザス・GG株(LGG菌)

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現在、一番注目を集めている乳酸菌です。

  • 整腸効果
  • 免疫力向上効果
  • 乳児のアトピー発現抑制効果
  • 花粉症予防

このほか、動物実験で寿命延長効果、抗腫瘍作用などが認められています。
ヒト実験はまだ行われていませんが、これからの研究結果が楽しみな乳酸菌の一つです。

LGG菌が含まれている固形ヨーグルトは、

ヨーグルトおなかへGG!(タカナシ乳業)

です。ドリンクタイプもあります。

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ブルガリカス・LB81株(ブルガリア菌2038株、サーモフィルス菌1131株)

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2つの菌種を配合してつくられている、明治乳業独自の乳酸菌の株です。
ヨーグルトの本場、ブルガリアで昔から使われてきた菌種です。

ブルガリア菌2038株もサーモフィルス菌1131株も、

  • すぐれた整腸作用
  • 肌荒れ改善効果

を持っています。
人間の健康の中で一番重要な臓器である腸に、はじめて目を向けた健康食品として、長い間愛されてきています。

ブルガリカス・LB81株(ブルガリア菌2038株、サーモフィルス菌1131株)が含まれている固形ヨーグルトは、

明治ブルガリアヨーグルト(明治乳業)

 

です。
ドリンクタイプもあります。

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1073R-1乳酸菌

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1073R-1乳酸菌は、優れた免疫力向上効果を持つ乳酸菌です。
スーパーでは、毎年冬になると、インフルエンザウイルスを抑制する効果のため、売り場が拡張されたりします。

  • 免疫力向上効果
  • 風邪罹患リスク低減
  • インフルエンザ抑制効果

含まれている多糖類(EPS)に特徴があり、免疫細胞の中でも全身をパトロールして回っているナチュラルキラー細胞を増強し、ウイルスや病原菌を減らすことがわかっています。

1073R-1乳酸菌を使っているヨーグルトは、

明治プロビオヨーグルトR-1(明治乳業)

です。1回分のカップタイプが主ですが、ドリンクタイプもあります。

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ガセリ菌・LG21株

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乳酸菌の効果として良く知られている整腸作用とは一味違う、新しい機能が開発された乳酸菌です。

  • 胃粘膜の改善
  • ピロリ菌減少効果
  • コレステロール低下作用

特に、ピロリ菌減少効果は、胃潰瘍や胃ガンのリスクを減らしてくれるということで、期待の集まっているヨーグルトです。

ピロリ菌は、それ自体が胃ガンや胃潰瘍を起こすものではありません。
塩分の過剰な摂取などが、胃の粘膜を弱体化し、傷つけてしまうと、そこに付着して胃潰瘍などを作ったりします。

LG21株の含まれている固形ヨーグルトは、

プロビオヨーグルトLG21(明治乳業)

です。

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BB536株

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世界で初めて作られた乳酸菌です。
もちろん、乳酸菌自体はそのはるか以前からもありましたが、それのみを分離することはできず、食品に応用するのは困難でした。

主な効果としては、

  • 整腸作用
  • 花粉症改善効果
  • 潰瘍性大腸炎の緩和
  • 免疫力向上効果

があげられます。

この乳酸菌が流通する食品とされたのは、1971年のことです。
ヨーグルトがスーパーの店頭に並び、私たちの手に入りやすくなってからまだ40年ちょっとしかたっていないなんて、驚きですね。

BB536株の含まれている固形ヨーグルトは、

ビヒダスヨーグルト(森永乳業)

です。

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高生存ビフィズス菌(BE80株)

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高生存ビフィズス菌とは、生存率が従来のビフィズス菌よりも優れている菌のことです。
一番の大きな特徴は、工場出荷時から店頭に並んでいる間に乳酸菌数が減らないということです。
賞味期限までおいておいても、ほとんど菌数が減りません。

  • 食物の腸管通過時間を短縮する
  • 腹部膨満感の緩和
  • 便秘型過敏性腸症候群の症状緩和

BE80株が含まれているヨーグルトは、

ダノンビオシリーズ(DANONE)

です。

ダノンには生後6か月から食べられる「ベビーダノン」もあり(生後6か月以前には、離乳食自体が食べられません)、乳幼児から妊婦さん、高齢者の方まで食べることができます。

女性は男性より腸が長く、黄体ホルモンの働きがあるため腸の活動が抑制されてしまう時期があります。
そのため、慢性的な便秘に陥る方の割合が男性より多いのです。

高齢者は、腸の老化のための機能低下により、頑固な便秘に悩んでいる方が少なくありません。
きちんと排便できないと腸内環境が悪化し、免疫力も低下してきて、インフルエンザなどのウイルスに対する抵抗力も減ってきます。

腸は健康に一番かかわりの深い臓器です。
ダノンシリーズは容器が小さめなので、そんなにたくさん食べられない、という高齢者の方にもおすすめです。

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GCL2505株

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健康な成人のお腹にいるのと同じビフィズス菌の菌種です。
もともとお腹にいるものなので、腸との親和性も高く、お腹の中で増えることができます。

増えるといっても、永住できるわけではありません。
乳酸菌は、腸の蠕動運動によって運ばれ、1週間ほどで排泄されてしまいます。
それでも、食べ続けているうちに、腸内の環境を改善することができるのです。

  • 便秘解消効果

一番の効果は、腸内の環境を整えるという効果です。
その結果、便秘も解消でき、自発的に動く腸になっていけば、免疫力も高まったり、病気を予防できたりと、健康にとってうれしいことがたくさんあります。

GCL2505株が含まれている固形ヨーグルトは、

朝食プロバイオティクスヨーグルト(グリコ乳業)

「毎日食べなくても大丈夫!」ということです。です。
この菌種だけの特徴があります。

もともと、人間の腸の中に存在しない乳酸菌は、食べたものとともに運ばれます。
このため、健康な人なら、体内に存在する時間は72時間ほどといわれます。

ところが、この菌種は、もともと人間のお腹にいる乳酸菌なので、定着こそしませんが、1週間ほどは腸管にいることができるのです。
普通のヨーグルトは、毎日食べないと効果が期待できない、という言われ方をします。
が、この菌種は、2~3日に1度の摂取で、十分な乳酸菌量を腸に送り込むことができます。

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SBT2928株(ビフィズス菌SP株)、ガセリ菌SP株

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SPというのは、旧雪印乳業の頭文字です。
雪印乳業(現在の雪印メグミルク)が発見した乳酸菌なので、この2文字が付いています。

ビフィズス菌SP株の効果は、

  • 整腸効果
  • 免疫力向上効果
  • 0-157の感染リスク低減

など、大腸に働きかけて健康維持をするために役に立つ効果があります。

ガセリ菌SP株の効果は、

  • 整腸効果
  • 免疫力向上効果

に合わせて、

  • コレステロール値の低下
  • 内臓脂肪低減

なども効果があります。

これらが含まれている固形ヨーグルトは、

  • ナチュレ恵 megumi(雪印メグミルク)
  • 恵 megumi ビフィズス菌SP株カプセルヨーグルト

です。カプセルヨーグルトのほうは、ヨーグルト界に革命を起こしたといってもよいでしょう。

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N-1株

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乳酸菌というと大腸のイメージが強いですが、N-1株は、胃や小腸で生存できる乳酸菌です。
ラットによる乳酸菌実験で、発がん物質の抑制ができること、コレステロール値を低下させることがわかっています。

  • ガン予防効果
  • 整腸作用
  • コレステロール低下

ヒト実験では、毎日300mlのN-1株乳酸菌飲料を2週間摂取したことで悪玉菌の減少が認められました。
腸内代謝も活発化するので、便秘を改善できる効果もあります。

N-1株を使っているヨーグルトは、

  • 生乳たっぷりヨーグルト(酪王乳業)
  • 腸まで届くN-1ヨーグルトシリーズ(九州乳業)

です。

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プラズマ乳酸菌

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ヨーグルトが免疫力を向上させてくれるのは有名ですが、その効果は、免疫細胞に働きかけて活性化させるというのがほとんどでした。

一部の細胞だけを活性化させるのではなく、プラズマ乳酸菌は、免疫細胞の司令塔といわれるpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、免疫細胞全員の活性化をさせます。

このため、効果としては

  • 風邪の症状軽減
  • ロタウイルスの症状緩和効果
  • アンチエイジング効果(動物実験)
  • 長寿効果(動物実験)

をあげることができます。

プラズマ乳酸菌を含むヨーグルトは、

小岩井プラズマ乳酸菌ヨーグルトKW乳酸菌プラス(小岩井乳業)

です。

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クレモリスFC株

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クレモリス菌には、

  • インフルエンザ対策
  • 肌荒れ改善
  • アトピー性皮膚炎の改善
  • 整腸効果
  • コレステロール値の低下作用

などがあります。

クレモリス菌を含むヨーグルトは

カスピ海ヨーグルトシリーズ(フジッコ)

です。

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よりよい固形ヨーグルトの選び方

一口にヨーグルトと言っても、普段見かけるようなものだけでこれだけ多くの種類があります。

お腹に良いというぼんやりしたヨーグルトのイメージも、こうみるとそれぞれのヨーグルトには効果の違う乳酸菌が使われています。

ではヨーグルトはどういう選び方をすれば良いのでしょうか。

それは、

  • 効果
  • 値段

の3つです。

自分の求める効果のヨーグルトから選ぶのも良いのですが、実はヨーグルトを生活に取り入れる上で目安にすべき点が味と値段です。

ヨーグルトの乳酸菌の効果を実感するには時間がかかります。

 乳酸菌についてはこの記事で解説しています。

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体内の小さな変化も明らかに実感できる大きな変化も、継続があってこそです。

そのためには、飽きたり無理をせず食べられる、自分がおいしいと思えるヨーグルトを選ぶことが大切です。

ヨーグルトをローテーションで順番にしても良いのですが、やはりその乳酸菌の効果を実感するには、継続してそのヨーグルトや乳酸菌を摂り続けることが大切です。

次に値段です。

この理由も値段の高いヨーグルトでは継続することが難しくなるからです。

負担にならない範囲の値段で選ぶことも大切です。

普段のデザートやお菓子、ジュースを固形のヨーグルトや飲むヨーグルトに変えることで支出を増やしすぎず生活にヨーグルトを取り入れることができます。

飲むヨーグルトの乳酸菌の種類・効果の一覧はこちらです。

yogurt.hatenablog.com

ぜひご自分に合ったヨーグルトを探してみてください。

効果を知ったり実感したりすればするほど、ヨーグルトが手放せなくなるかもしれません。