ヨーグルト研究所

ヨーグルトの効果・ダイエット方法・レシピや作り方、乳酸菌ごとの特徴を公開しています。

明治ブルガリアヨーグルト(LB81)の効果

f:id:rerereflow:20150706124229j:plain

ブルガリア菌2038株とサーモフィラス菌1131株、これらを合わせたものをLB81乳酸菌と呼びます。

LB81乳酸菌は、明治乳業がヨーグルトを作るために乳酸菌の中から選び出した2種類の乳酸菌を配合したものです。

市販ヨーグルトの先駆者となったLB81菌ですが、近年、新たな可能性が浮上していることで話題になっています。

ここでは、

  • LB81乳酸菌の効果について
  • LB81乳酸菌の新たな可能性について

をご紹介します。

 

スポンサーリンク

 

 

 

 LB81乳酸菌の効果

善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす効果

善玉菌とは、腸の内容物を「発酵」させて酸を産生し、腸の内部を酸性にすることによって腸を活性化する腸内細菌のことです。

悪玉菌とは、腸の内容物を「腐敗」させてアルカリ性物質を産生し、腸の動きを停滞させる腸内細菌のことです。

悪玉菌も、善玉菌も、どんな健康な人の腸の中にもいる腸内細菌ですが、ふとしたはずみで簡単に悪玉菌は優勢になります。過労、ストレス、睡眠不足など…。
一説には、腸のゴールデンタイムといわれる22時~2時の間に腸と体が休めないことにより、腸の機能が低下して悪玉菌が増えやすい状況になってしまっているといわれています。ただ、現代人には、この時間に腸も体も休めるということはなかなか難しいのが現状です。

悪玉菌は、腸の機能が低下すると一気に増えてきます。が、これを減らすためには、善玉菌の出す酸が不可欠です。酸の中では、悪玉菌は活発に活動できず、勢力を弱め、増殖を止めてしまうものもあります。

LB81乳酸菌を使った実験では、毎日500gずつのヨーグルトを2週間、38歳~59歳の男性が毎日食べた結果、腸内ビフィズス菌が少なかった人は増え、悪玉菌であるクロストリジウム菌が減少したという結果が全員に見られました。

クロストリジウム菌は、組織破壊性の毒素を産生します。これらは、腸管の内部にある血管から吸収され、全身を回り、様々な病気の原因となってしまいます。

肌荒れを改善する効果

皮膚の弾力性、乾燥および、乾燥してかさかさにささくれてくること(鱗屑)の改善をする効果があります。

肌も排泄器官なので、腸が悪玉菌優勢になると、肌荒れを起こします。肌のバリア機能が弱くなってくるので、水分をとどめておくこともできなくなり、乾燥に負けた肌になってしまいます。

LB81乳酸菌を毎日240g、4週間摂取した20~39歳の女性は、全員に便秘の改善、皮膚の弾力性と乾燥度が改善されたという実験があります。

LB81乳酸菌の新たな可能性について

腸管バリア機能を高める

腸は、消化とともに吸収器官でもありますが、むやみに吸収すると、腸に必ずいる悪玉菌の酸性物質も吸収することになってしまいます。

それでは健康は守れませんので、腸の細胞には腸管バリア機能が備わっています。ところが、このバリア機能も、食生活、老化や不規則な生活、ストレスなどによって低下してしまいます。

LB81乳酸菌は、腸管バリア機能の中でも、特に重要な「抗菌ペプチド」という成分を増やしてくれるのです。その結果、腸管バリアの機能が高まり、健康な腸機能を維持するのに役に立ちます。

動物実験の段階ですが、大腸炎の症状を改善するのにも良い影響があることがわかっています。大腸は最近も多いため、炎症を起こすと大変治りにくく悪化しやすいのですが、このLB81乳酸菌が特効薬になるかもしれません。

免疫細胞を活発化する

腸壁の内側にいる免疫細胞にも働きかけていることがわかりました。

年を取ると免疫機能は低下します。これは、腸の老化に伴い、腸に多く集まっている免疫細胞が機能低下していくからだといわれています。

免疫には、低下のスパイラルがあり、
①ストレスなどによって腸の機能が低下

②腸内に悪玉菌が増える

③悪玉菌の作る有害物質が血液内に入る

④全身の免疫細胞を弱らせ、臓器の機能を低下させる

⑤病気になりやすくなり、体もつらくなる

⑥「つらい」というストレスがさらに腸の機能を低下させる

………

という悪循環があります。
ヨーグルトが働きかけることができるのは、②の部分でした。前述したバリア機能は③のところで役に立ちますが、全身の免疫細胞に働きかける④の部分で、LB81乳酸菌の効果が認められています。もちろん、②の部分もLB81乳酸菌の領域です。

免疫細胞に乳酸菌が働きかける場合は、多くは小腸で免疫細胞に直接働きかけを行うとされてきました。大腸にも多くの免疫細胞はいるのですが、腸壁の中に存在するため、そこまで働きかけはできないのではないかといわれていました。

LB81乳酸菌は、腸の上皮細胞(腸壁の一番外側にある細胞です)を越え、老化やストレスによって弱った免疫細胞に直接働きかける効果が確認されています。

もちろん、腸内細菌叢にも働きかけ、腸の内部から細菌バランスを整えることもできます。腸の内側と外側を両方ケアできる乳酸菌ということで、更なる研究の結果が待たれています。

免疫は、放っておくと自然に低下してしまいますが、腸を元気にすることで、免疫力は取り戻すことができます。

明治ブルガリアヨーグルト(LB81)はこんな人におすすめ

  • 便秘がちで、肌にくすみ、荒れなどのトラブルがある人
  • ストレスを感じることの多い人

現代人につきもののストレスは、腸内環境を整えることで軽減されることもわかっています。
就業時間が不規則で、睡眠不足になりやすい方は、腸管免疫がかなり落ちてしまうのですが、LB81乳酸菌は、腸管免疫を取り戻すのに役に立つ可能性があります。

このため、生活が不規則な方、睡眠不足でも仕事に行かなければいけない方にもおすすめです。

 

その他のヨーグルトと乳酸菌の種類と効果一覧はこちら

yogurt.hatenablog.com

yogurt.hatenablog.com

お値段を調べてみました

  • 明治ブルガリアヨーグルトLB81 プレーン 450g:148円
  • 明治ブルガリアヨーグルトLB81 そのままおいしい脂肪0プレーン 450g:148円
  • 明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン おいしい生乳100 450g:223円
  • 明治ブルガリアヨーグルトLB81 低糖180g:108円
  • 明治ブルガリアのむヨーグルトLB81 プレーン900g:238円
  • 明治ブルガリアのむヨーグルトLB81 プレーン480g:178円
  • 明治ブルガリアのむヨーグルトLB81 プレーン200g:118円

味の評判・特徴

以前はしっかりした酸味があったのですが、現在は比較的マイルドな味わいになっています。明治ブルガリアヨーグルトLB81の特徴は、しっかりとした食べ応えがあること。決して固いわけではないのですが、今市販されているヨーグルトの中では、1,2を争う食べ応えだと思います。

味的には、マイルドなヨーロッパのヨーグルトに似ています。料理に使ったり、しっかりしたヨーグルトを食べたい時におすすめです。

明治ブルガリアヨーグルトについて

ブルガリアからヨーグルトが日本に上陸したのは、1970年の大阪万博の時でした。明治乳業のスタッフさんがブルガリア館でヨーグルトを試食したときが、日本のヨーグルトの黎明期の初めだったということです。

ヨーグルトの本場、ブルガリアから直接、「ブルガリア」を品名につけてもよい、という許可をもらい、「明治ブルガリアヨーグルト」が誕生したのが1973年のことです。「ヨーグルトは民族の心」とするブルガリア共和国が、他国民が作ったものにブルガリアの名前を冠することを許したのは初めてといわれています。

ブルガリアで、古来からヨーグルトづくりに使われてきた2つの菌を選び、作り上げられたヨーグルトです。

サーモフィラス菌は生育が早く、ブルガリア菌が生育しやすい状態を牛乳の中で素早く作り出すことができます。するとブルガリア菌が増殖し、サーモフィラス菌が活発に活動しやすいアミノ酸などを作ります。

この相乗効果のため、短時間でヨーグルトを作ることができるのです。また、乳酸菌には酸素のたくさんあるところでは生きられないものも多く、明治ブルガリアヨーグルトは、他に先駆けて酸素濃度を下げた状態で発酵させる技術をとりいれ、特許も取得しています。

酸素のない状態のところで、じっくり発酵させることは、カードといわれる食感(食べごたえ)をよりたくさん作ることになります。単なる低温発酵と比べると、同じ時間でもカードの発生割合が大きく増え、カードが作り始められるまでの時間も半分で済むことがわかっています。

1996年から特定保健用食品(トクホ)になり、1日100g以上の摂取で

  • 腸内細菌のバランスを整える
  • おなかの調子を良好に保つ

などの効果が得られます。

ドリンクタイプについても、1日100ml以上の摂取で、効果は同じです。