ヨーグルト研究所

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おなかへGG!(ラムノーザス・GG株)の効果

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タカナシ乳業が作っている「おなかへGG!」には、ドリンクタイプと固形タイプの両方があります。

乳酸菌を有効成分とするトクホの商品で、プロバイオティクス効果も認められている、LGG菌を使っています。

LGG菌とは、ラムノーザス・GG株といい、現在一番注目を集めている乳酸菌です。
こちらでは、
・LGG菌の特徴について
・LGG菌の効果について
をご紹介します。

 

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LGG菌の特徴について

1985年に発見された、大変特徴のある乳酸菌です。
乳酸菌の特徴は、「自分で動くことができない」ことでした。
このため、食べ物と一緒に体の中に入り、食べ物と一緒に体の中から出てきてしまいます。
人間の排せつ物の半分は、腸内細菌でできています。
腸内細菌の死骸も排出されているのですが、生きたまま出てきてしまう腸内細菌も結構います。

腸内細菌は100兆個といわれ、大人だと総重量は1キロ~1.5キロにもなるといわれています。
本来、死んだ菌が排出されていると思われがちなのです。
生きていて、まだまだ働ける菌も排出されてしまうのは、乳酸菌が「動けない」から、なのです。

LGG菌も、動けるわけではありません。
ところが、LGG菌には「繊毛」が付いているのです。
このような形状を持つ乳酸菌は、LGG菌だけです。
細胞の表面が小さな繊毛でおおわれているので、腸管での付着性が極めて高い菌なのです。
生きて腸内にいる時間が長ければ、それだけ長い時間、乳酸を作り出すことができ、腸の環境改善にも役に立ちます。

また、胃酸に対する耐酸性も強く、胆汁にも負けないので、生きて腸まで届くことができます。

これらの特徴から、人体に有益な働きをするプロバイオティクス効果があるとされ、世界30数か国で活用されています。

LGG菌の効果

高い整腸作用

便秘で悩んでいる人は、腸の働きが低下している人がほとんどです。
大腸刺激性の下剤に頼ったりしていると、腸がだんだん刺激に対して鈍感になってきて、下剤の効きが悪くなります。

下剤の効きが悪くなったために、量を増やしたり回数を増やしたりすると、ほとんど自分で働かない大腸ができてきます。
こうなると、腸にメラニン色素が定着してしまい、真っ黒な腸になります。
もちろん、腸が本来持っている弾力や働きもなくなり、だらんとのびたゴムのようになってしまいます。
この状態を、大腸メラノーシスと言います。
これは、20代でも起こりうる症状です。

大腸メラノーシスの治療は難しく、長期にわたります。
そうなる前に、腸が自力で排便する力をつけてあげなくてはなりません。

LGG菌は、腸内に長くとどまることによって、一般の乳酸菌よりも多く腸内環境の改善をすることができます。
腸内環境を改善すれば、善玉菌と悪玉菌のバランスも良くなります。
善玉菌の菌体物質が腸管内の血管に吸収されると、それは免疫に作用し、体を守ります。

この、すべての基本となる腸内環境の改善に、LGG菌は大変効果があるのです。

「おなかへGG!」シリーズには、「プロバイオティクス効果」が書かれています。
プロバイオティクス効果とは、菌の力を借りて、人間の体に良い影響を与えることが証明されている菌にのみ記載することができる表示です。

また、トクホの商品でもあります。
トクホの商品には、裏に必ず「1日の摂取量目安」と「期待できる効果」が書かれています。
1日の摂取量目安は、きちんとまもりましょう。

免疫力向上

腸内環境を改善すると、善玉菌の割合が増えます。
善玉菌は、腸の中で働き、消化された食物をさらに分解して、いろいろな代謝物を作り出します。
この代謝物や菌体成分は、腸壁を通り、腸管内の血液に取り込まれます。

取り込まれた成分は、血液の流れに乗って全身を回り、免疫細胞を刺激して全身を健康に保つのに役に立っています。

免疫細胞を刺激すると、免疫細胞は活性化されます。
免疫細胞の働きが低下していると、体内にウイルスや病原菌などの異物が侵入してきても、防ぐことができません。

LGG菌は、腸内環境を良くすることによって、免疫細胞の活性化に役立ち、私たちの体の免疫力をあげてくれます。

乳児のアトピー発症率を半分に減らす

これは、フィンランドで行われた実験です。
本人、あるいは夫にアトピー性皮膚炎の発症がある妊婦さんを集めて行われた実験です。
ご存知の通り、親がアトピー性皮膚炎だと、子どもさんのアトピー性皮膚炎の発症率も大変多いことが知られています。

妊婦さんを2つのグループに分け、片方のグループにはプラセボ薬(偽薬)を、もう片方のグループにはLGG菌を摂取してもらい、生まれた子どもが2歳になるまでのアトピー性皮膚炎発症率を調べました。
これは、大変波紋を呼んだ実験でした。

結果、2歳までの観察によると、偽薬を使ったグループの胎児のアトピー性皮膚炎発症率は、46%でした。
ところが、LGG菌を使ったグループの発症率は、23%にとどまったのです。

胎児の腸内環境は、おなかにいるときの母親の腸内環境によって大方決まるといわれています。
もちろん、生後の食習慣によって改善できますので、母親の腸内環境が絶対ではありません。
乳幼児のアトピー性皮膚炎の発症が心配だったら、LGG菌の力を借りても良いかもしれません。

この実験から、LGG菌には、アトピー性皮膚炎の発症率を大幅に減らせる効果があることがわかりました。

花粉症予防

免疫細胞の働きを正常化することにより、つらいアレルギー反応の症状も軽減します。
免疫細胞のバランスが崩れることが、花粉症の原因と言われています。
ヨーグルトに即効性はありませんので、すぐには治りませんが、確実に体の中から免疫システムを正常に働かせることができます。

花粉症には、絶対に効く、という効果のある薬がまだありません。
免疫システムは様々な免疫細胞が複雑に働き合ってできており。トータルでバランスを整えないと、全体的に改善することは難しいといわれています。

花粉症が国民病になってしまった原因は、いろいろ言われていますが、生活環境の変化によるものが多いのではないか、といわれています。
睡眠時間の減少などの生活習慣の変化、今までの伝統食とは違う高脂肪高たんぱくの食事など、体がストレスを消化できていない結果であるという説もあります。

生活環境は、ちょっとやそっとの努力では変えられません。
食生活なら、変えることができます。
いきなり200年前の食事には戻せませんので、まず腸内環境をヨーグルトで変えてみることが、かなり効率の良い改善方法なのではないでしょうか。

その他の効果

ヒト試験がまだ行われておらず、動物実験の段階ですが、期待されている効果はほかにもあります。

体脂肪減少

脂肪細胞の肥大化を防ぎ、体脂肪率を減らす効果がマウスの実験では得られました。
肥満マウスの体重も減ることがわかりました。

インスリンの増加を防ぐ

血中インスリンを減少させ、急激な増加を防ぐことがマウス実験ではわかっています。

過酸化脂質を減少させることによるアンチエイジング

過酸化脂質は、脂肪が活性酸素によって参加してしまった状態のものです。
肌表面から排泄されることなく、たまってしまいますので、肌のくすみなどの原因になります。

LGG菌は、過酸化脂質を減少させる働きがあることが、マウス実験によってわかっています。
活性酸素により、動物の細胞は酸化し、老化します。
アンチエイジング効果も期待できるということになります。

速い解明が待たれますね。

こんな人におすすめ

  • おなかの赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の発症率を軽減したい妊婦さん
  • 花粉症のつらい症状に悩んでいる人
  • 便秘にお悩みの人
  • 風邪をひきたくない人

その他のヨーグルトと乳酸菌の種類と効果一覧はこちら

yogurt.hatenablog.com

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お値段を調べてみました(都内某スーパー調べ・消費税抜き)

  • ドリンクヨーグルト おなかへGG!100ml:112円
  • タカナシヨーグルト おなかへGG!100g:112円
  • LGG脂肪ゼロヨーグルト 100g:112円
  • 朝らくヨーグルト 400g:208円
  • LGG生乳100%ヨーグルト 400g:208円

味の評判・特徴

まろやかでおいしいと評判です。
酸味が優しく、デザートヨーグルトなのですが、寒天の入っている割に固くありません。
柔らかクリーミーな食感が楽しめます。お子様にも評判が高いようです。

2週間は食べないと効果が実感できないとの記載があります。