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ヤクルト乳酸菌シリーズ(カゼイ・シロタ株)の効果

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ヤクルト乳酸菌の研究は、「チフスで命を落とす子どもたちを救いたい」という思いから始まりました。
まだチフスで命を落とす子どもたちが多かった1930年当時、京都帝国大学の代田博士が乳酸菌の研究をしたのが、カゼイ・シロタ株の始まりです。

1930年に発見されたカゼイ・シロタ株は、さらに5年の年月をかけて、生きて腸までたどり着くことのできる乳酸菌を製品化しました。
それが、ヤクルトです。
カゼイ・シロタ株は「乳酸菌シロタ株」とも呼ばれ、もっとも認知度の高い乳酸菌です。

ここでは、

  • カゼイ・シロタ株の効果

を詳しくご紹介します。

 

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カゼイ・シロタ株の効果

生きて腸まで届く

カゼイ・シロタ株は、分離されたままの乳酸菌ではありません。
胃酸や胆汁などの強い酸性の消化液に負けないように、強化培養された乳酸菌です。

このため、強い酸に負けずに腸内に届くことができます。
生きて届いたカゼイ・シロタ株は、腸で乳酸を産生します。
乳酸は、腸の蠕動運動を促す大切な物質です。
腸の蠕動運動を促し、便秘を改善する効果が高く、腸内フローラのバランスを正常に保つのに役立ちます。

善玉菌を増やす力がある

腸には、もともと善玉菌が棲んでいます。
ところが、腸の状態が悪くなると、善玉菌はどんどん減り、悪玉菌が激増してしまいます。
これには、日和見菌が大きく影響しています。

日和見菌とは、腸内の7割を占める細菌です。
「日和見」の名前の通り、善玉菌が多い環境では、善玉菌と同じように働きます。
ところが、悪玉菌のほうが善玉菌より多くなると、一気に悪玉菌のように働いてしまうのです。

ですから、腸に「善玉菌5割、悪玉菌5割」というバランスは存在しません。
実際の理想的なバランスは「善玉菌2割、日和見菌7割、悪玉菌1割」です。
ところがこれを、働きで見てみると、「善玉菌9割、悪玉菌1割」の割合になっているのです。
この割合で、腸の健康は保たれています。

ところが、「善玉菌1割、日和見菌7割、悪玉菌2割」と、善玉菌と悪玉菌の比率が逆転したとします。
数字的にはこのとおりですが、働きで見てみると、「善玉菌1割、悪玉菌9割」の状態なのです。

大まかに言えば、「善玉菌9:悪玉菌1」か、「善玉菌1:悪玉菌9」の割合しか腸内にはない、ということです。
「ちょっと増えちゃった」という状態は、ありえません。
このため、良い腸内フローラのバランスを持っている人でも、一晩のアルコール摂取が原因で、朝には一気に悪玉菌9の腸になってしまっていることがあるのです。

アルコールは、小腸で吸収されるので、適量の摂取なら腸内細菌叢に大きな影響は与えません。
ところが、アルコールを過度に摂取すると、小腸が吸収不良を起こし、結果として下痢になります。
下痢は、腸内細菌のバランスを一気に悪玉菌優勢に傾けます。

カゼイ・シロタ株は、腸内で善玉菌を増やす働きがあります。
1か月で、3倍にするという研究結果があります。

悪玉菌を減らす

腸内には、悪玉菌も棲んでいます。
悪玉菌は、なぜ悪玉菌と呼ばれるかというと、人間の体にとって有害な物質を作り出すからです。
もちろん、それが体内に多くなってくると、病気になります。

カゼイ・シロタ株は、4週間の摂取で、悪玉菌である大腸菌を5分の1に減らす働きが認められています。
悪玉菌が減れば、悪玉菌の産生する有害物質も減り、体を健康に保つことができます。
腸管出血性大腸菌0-157の増殖を防ぐ作用もあります。

発がんリスクを低減

日本人の2人に1人はかかるといわれている、ガン。
発がんリスクを軽減するには、ガンになる細胞をNK細胞の力によって、早期に除去することが必要です。
腸内細菌の出す有害物質が、細胞の遺伝子を傷つけ、ガンの直接の原因になってしまうガン細胞化をすすめてしまうことがわかっています。

特に、有害物質に直接触れるリスクの多い臓器は、大腸です。
大腸ガンは、食生活や生活習慣の変化とともに増えてきており、現代社会の生活そのものがガンのリスクを高めていることがうかがえます。
特に、高たんぱく・高脂肪の食事がガンを促進しているのではないかという研究もあります。
大腸は、直接悪玉院が出す有害物質に触れる臓器でもありますので、食生活で腸内細菌のバランスが崩れると、真っ先にダメージを受けてしまう臓器なのです。

カゼイ・シロタ株は、ガン化した細胞を早めに除去するNK細胞の活性値(NK活性)を高める力があります。
このことにより、直接リスクの大きい大腸がん、排泄に関する働きを担っている膀胱がんなどのガンを予防し、再発を抑える可能性があることが、ヤクルトの研究によって発表されています。
実際、カゼイ・シロタ株の摂取によって、膀胱がんの再発率は半分以下になることが示唆されています。

細胞ががん化するのには、さまざまな要因があると考えられており、全容はまだ解明されていません。
なので、NK活性がすべての鍵というわけではないので、なぜカゼイ・シロタ株が効果があるのかについてのはっきりした解明は、これからのようです。

また、その他のガンに関しても、たとえば肝臓がんの原因物質は、腸内細菌のクロストリジウム菌がだす物質だということがわかっています。
カゼイ・シロタ株は、悪玉菌のクロストリジウム菌を減らす効果もあります。

体内で有害物質を産生する悪玉菌が減れば、それは直接私たちの健康に結びつきます。
病気予防はまず腸から、ですね。

花粉症の症状を軽減

免疫細胞の中に、ヘルパーTという細胞があります。
ヘルパーT細胞は、Th1細胞とTh2細胞を作り出します。
この2つのTh細胞のバランスが崩れると、免疫細胞が誤作動を起こします。

本来、免疫が正常に働いている人は、花粉が体内に侵入した時、かゆみが出ることはありません。
花粉症の人は、かゆみが出てしまいますね。
それは、免疫細胞が花粉を「敵」と誤認して、攻撃命令を出すからです。

花粉と結びついて、かゆみ成分のヒスタミンなどを分泌してしまうのが、Th2細胞です。
現代人は、Th2細胞が大変優位になりがちな傾向があるようです。

カゼイ・シロタ株は、Th2細胞に偏りがちな免疫細胞のバランスを改善する力があります。
このことによって、花粉症の症状を改善することができるのです。

こんな人におすすめ

  • 大腸がんや膀胱がんの再発を防ぎたい方
  • 病気の予防をしたい方
  • 花粉症にお悩みの方
  • 便秘を改善したい方

その他のヨーグルトと乳酸菌の種類と効果一覧はこちら

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お値段を調べてみました(都内某スーパー調べ・消費税抜き)

  • ヤクルト(10個パック):328円

※ヤクルトは、スーパーにあるものと、ヤクルトレディさんから買えるものが違います。
ヤクルトレディさんからしか買えないものもありますので、その情報は割愛しました。
ちなみに、10個パックのヤクルトですが、ヤクルトレディさんから買うと、1個40円です。

味の評判・特徴

なじみの深い味なのではないでしょうか。
甘めで、あっという間に飲み切れます。
ただ、この甘味のため、「効果の多い良い乳酸菌だが、ダイエットには向かない」と言われています。